矢車通り~オリジナル小説~

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2012-06-28から1日間の記事一覧

稲妻お雪 壱の四

善介は驚いて叫んだ。 「まった。旦那は気が短くていけないよ。それでよく乱波が務まるねえ。分かったよ。首が飛ぶのは嫌だから、この娘は預かるよ。その代わりこっちにも条件がある」 江戸時代の主従ではない。利害が合わなければ、何時でもはいさよならで…