矢車通り~オリジナル小説~

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2012-07-13から1日間の記事一覧

稲妻お雪 壱の七

「どうやら大殿は信長を覗く布石を打つお考えかと推察いたしましたが?」 直江は黙って頷いた。 その時戸をあけてお雪が入って来た。長い髪を無造作に束ね、小袖を着て、たっつけ袴をはき、腰には短めの刀を差して、もう一端の女侍を気取っている。 「ほう、…