矢車通り~オリジナル小説~

はてなダイアリーから移行させました。

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

悲しい墓

一人墓場で飲む生き血、あたしゃ女のドラキュラだ。 バイオハザード起っても、何時まで続くゾンビの戦。 今度はキョンシ―相手かな。 古い奴とお思いでござんしょうが、あたしの名は緋牡丹のお龍と申します。 義理欠く・恥かく・人情欠くの東映に長らく草鞋を…

怖いもの

近頃巷で怖いもの。検察審査会、AKB48、バスジャック、小沢さん、消費税、福岡のヤッチャン、維新の会、ユルキャラ、テンカン、原発、あかちゃんポスト、弁護士、人の目、悪女の深情け、甘い言葉、自暴自棄、痴漢、孤独死。きりがなあい。

お化けの嘆き

そろそろおいらの季節が近づいた、と思って出る支度を始めたらヤバイっ。 アメリカの友達、フレディやジェイソンが教えてくれた。 お化けより怖いものが沢山出て、倭名撫子の貞子をもってしても人間は怖がらないそうだ。 嫌なご時世でござんす

月の雫

初夏の夜、男は女を誘って蛍見物としゃれ込んだ。 そぞろ歩いている足下には緑の炎が、燃えるように蛍が輝いている。 月の光が負けそうだ。 ラブコールは蛍の方が素晴らしい、と思う。 でももし人間が蛍のように光ったらどうだ。薄気味悪いだろうな。 B級の…

スカイツリー

現代のバベルの塔と軽蔑しながら、それでも登って見たい。 この自己矛盾は何でだ。 只のバカなのか。 それとも僅かながらも人間の英知に期待を残しているからか。 また東宝のオッチョコチョイが、モスラに眉をかけさせはしないだろうな。 また余計な心配をす…

黄砂の来るころ

空が黄色くにごってる。 黄河の上流の高原から舞い上がった塵、それが遥遥やって来る。 招かれざる客だ。 だけど この頃ゴールデンウィークなるものが待ち受けている。 金が飛ぶように懐から消えて行く。 だからゴールデンウィークなのかな。 鯉のぼりが黄砂…

花の園

我思う。故に花あり。 然れども他の人花と思わず。 パスカル先生。女とは哲理煮ては解明不能と思えり。 嗚呼、花の園とは何故かように不可思議なりや。

オタクの歌

オタク・オタクと言われても骨董集めは止められぬ。 何故なりやと問われれば、いろいろ事情は有るけれど、我にとりてはマスと同意語なりき。 救われないなあ。クシュン。

河童

我々は架空の生き物とされておる。 芥川もおそらくは実在するは思っていなかったろう。 だが本当にいるのだ。 もちろん人間の目では見えない。 だからこそ今まで絶滅せずに生き残っている。 でなければとっくに捕まって両国の見世物や、日中友好の道具に使わ…

花を摘む

ハイキングに行きました。 イケメンの彼と。 春の爽やかな風に頬をなでさすと、とっも幸せです。 麓から登って行くと、道の両側にお花畑が広がり、とっても綺麗です。 ああ、何という事でしょう。 その時悪魔がお腹の中で不気味な笑い声をあげたのです。 グ…

猫3

よお、久しぶり。吾輩が出てくると、人間の棚卸と決まってる。 果たして人間という生き物は地球の上で、呼吸する資格があるのか。 甚だ疑わしい。吾輩の私見ではどう贔屓目に見てもまともとは思えない。 徒に雌、ファッションとか称して、余計な装飾で飾り立…

あなたにあげる

嫌よ嫌々、子供じゃないわ お金を幾ら払えばいいの パジェロがそんなに欲しいなら自分で稼いでお買いなさい あたしの身体じゃ足りないの 乗って気持ちが良いのなら幾ら乗っても構わない 困ったもんね 男とは ええ、お互い様というでしょう でもね 女は受け身…

バトルシップ

なんだかクジラのお化けみたいなエイリアン。 ユニバーサルのセンスを疑うよ。 アバターみたいなロマンが無いねえ。 日本を巻き込んで海戦なんてよしてくれ。 あっ、いけねえ。ホントに北を相手にもう始まっているか。 やっぱりアメ公の子分だねえ。日本は。

遅い桜

貴女は何処にいる。 可憐なピンクのドレスで笑いながら、手を振って待ち合わせの喫茶にやって来ていた。 でも今年は来ない。 何故って。それはずっと前車にはねられて死んだから。 墓のそばに植えた桜の開くのが今年は遅い。

エリア51

UFOなる物を隠しているそうな。 ほんまかいな。 都市伝説の類じゃあないの。 聖林の作ったね。 本当ならこの宇宙で人間は孤独じゃあない分けだけど、グりゴン星人や、デスラ―総統と戦うのもウザったい話だよね。 あっ、いけねえ。向こうの教科書ビルにオ…

猫2

又出て来たぞ。さぞ五月蠅い猫だろう。 さりながら吾輩に黙っていられない、馬鹿馬鹿しい世の中よのう。 まるで大阪のボンボンみたいな顔をした市長が、維新を起こすと有象無象を集めて騒いでおる。 あれで維新をやられてたまるものか。 どんな妙な世になる…

四月四日

嗚呼、デカダンなりき。 モノホンの女より見た目は綺麗な化け物が跳梁し、世を惑わすとは誠に嘆かわしき次第なり。

石仏

庭に親父が山から抱いて戻った石の観音が鎮座している。 裸ではもったいないと近頃祠をつくった。 山に何百年も埋もれれていて、急に日の目を見たのだ。 現代の世相をどう見ておられかな。 人間の堕落を嘆いておらられるか。 それとも昔とあんまり変わってい…

嗚呼、自己嫌悪

まったくしょうのないオタクで嫌になる。 骨董や刀にナイフを見ると欲しくてしょうがなくなる。 何故こんなオタクになったのか。 と、よくよく考えててみた。 ひとつは子供の時、欲しかった玩具が中々買って貰えなかったトラウマ。 あの頃はお金も物もなかっ…