矢車通り~オリジナル小説~

はてなダイアリーから移行させました。

カリフォルニアバカンス

 昨日、マチネーに行ってきました。面白かったです。
 「暗殺者、ときどき、OL」
 http://www.karibaka.com/blog/archives/2007/04/016th_performan.html
 今日が楽日です。
 「カリフォルニアバカンス・ホームページ」
 http://www.karibaka.com/

 ご用とお急ぎのないかたは、ぜひ。
 次回公演は、10月だそうなんで、そのときは、もっと時間の余裕をもって書きます。
 
 公演レポート
 
 私はトイレが近い。
 だから、出来るだけ入り口近くの端っこに座ることにしている。万一、上演途中で行きたくなっても、最小限の加害(よくわからないかも知れませんが、公演途中でお客の気が散るようなことが起こるのは、まさしく、舞台にとっては被害なんですよー。お客の集中力が途切れちゃうから)で済ませるためだ。迷惑な客だがしょうがない。見たいもんは見たいのである。
 で。
 上演20分前に到着すると、まだ、3分の1ほどしか埋まっておらず、前から2列目の端っこにめでたく席を確保することが出来た。
 上演時間が近づくと、舞台袖のドアから入ってきたボーイが、舞台の上で準備を始めた。さりげなく始めてしまうつもりかと了解して、観劇体勢に入る。つまり、カバンを抱えて背もたれにもたれる。ボーイは準備をしながら客席に降りてきた。
「いらっしゃいませ。どちらから?」
 低くて渋い声に訊ねられ、
「所沢からです」
 とにこやかに返事をすると、
「それはそれは、沖縄までようこそ」
 と応じられてしまった。
(ここ、沖縄ですかいっ)と心の中でツッコンだ(笑)。
 そう、そのひと言で、下北沢OFFOFFシアターは沖縄になったのだ。
 ボーイはさらに後ろの席へ。
 
 このあとは、次々起こるハプニングに笑い転げているうちに、2時間があっと言う間に経過した。
 いや、覚えてるけども。
 内緒にしておく。
 自分の目で見たほうがいい。
 DVDも出ているそうだし。
 
 そうそう、私は芝居を見に行くときは、多少無理しても笑うようにしている。客席がノルと役者がノッて面白くなるからだ。
 でも、今回の公演は、そういう気遣いはまったく無用だった。
 ほかのお客のほうが、私よりノリがよかったからだ。
 自然に笑いが湧き、広がっていく。
 まさしく、バカンスに行ったように、心から楽しんで、リラックスして帰ってきた。