2010-12-05 初冬の煙 唐司郎 掌編 山肌に白煙が立ち昇っている 色褪せた紅葉をおくるように 日の光も弱くなった 嗚呼 たそがれた人生 この先幾許のこっているのか 見上げれば木々の枝にかたい蕾が着いている