矢車通り~オリジナル小説~

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愛の鞭

北風がいった
「俺が吹くのは人間に対する愛の鞭だ」
太陽がいった
「そうかね でも人間はちっとも利口にならないね それより私のぬくもりの方が効果があるよ」
それを聞いた北風はむきになってビュウビュウ吹いた
でもやっぱり人間は利口にならなかった
しかし太陽のぬくもりも効き目はなかった
お互いに争い最終兵器で滅んでしまった
北風と太陽は溜息をついていった
「今度は何を愛せばいいんだ」