2012-03-20 酷い話 唐司郎 掌編 昔の中国 戦に敗れた武将が戦車で遁走している。 矢が雨のように追って来る。敵の軍政も迫っている。 馬もだんだん弱ってくる。このままでは首をかかれるのは必定だ。 そこで武将は御者台に乗っていた息子を無情にも突き落としてしまった。 子供は親が生きておれば幾らでも出来るというのが、この時代の考えであった。 ホントです。