矢車通り~オリジナル小説~

はてなダイアリーから移行させました。

妖精のやきもち

わたしは良い妖精。悪い妖精がふえてこどもの夢を奪う。
ああ、悲しいなぁ…。せめてわたしだけでも夢をたくさんあげないとねぇ。
クリスマスの夜はサンタの出番だ…。
トナカイのそりに乗っていそがしく世界中を飛び回っている。
わたしはおよびでない。
でも不思議だなぁ…。
サンタってあんなにたくさんの贈り物をしてよく破産しないなぁ…。
どこかに隠し口座を持っているのかな。
夢をあげると言っておきながらこんな現実的な心配をして妖精の資格はないか。ああ…反省…。