検索の才能
テレビを見ていたら、現在、大物ミュージシャンになっている人たちが「最初はえびす橋で歌ってました。あそこで歌えば何万人かに聞いてもらえますから」と話していた。息子が突っ込んできた。
「何万人かは大げさじゃない? せいぜい1万人くらいじゃないの? 橋なんでしょ?」
じゃ、裏付けを取ってやろうとネットで検索してみた。きっとどこかに統計資料があるだろうと「えびす橋 交通量」と打ち込んだら、交通量調査のアルバイトが引っ掛かってくる。交通量の資料らしきモノを開けてみると車の交通量の話だったりする。あまり時間もなかったので早々にあきらめた。
翌日、友達のKさんとメッセンジャーで遭遇した。大阪在住の物知りである。さっそく、事と次第を話して「どうやって調べたらいいかな?」と相談した。ものの数秒で「平日は20万人、休日は35万人やて」と返事が来た。「どう調べたの?」「『戎橋 万人』で検索した」。
恐れ入りました。
インターネットは道具に過ぎない。使いこなせるかどうかは、人間の資質なのだと思い知った。